airbnb（エアービーアンドビー)は世界各国の「民泊」をつなぐサイトとして有名です。民泊を利用したい人と民泊を営業するオーナーを結びつけて営業をスムーズにします。また、airbnbでは民泊で起こりやすいトラブルに対して補償を行う保険も取り扱っています。民泊の営業をスムーズに行うためには、トラブルに対する備えは重要なため、内容をしっかりと理解して上手に利用しなければいけません。

Airbnb保険とは？

airbnb保険は、airbnb（エアービーアンドビー)社が取り扱っている補償プログラムであり、民泊でのさまざまなトラブルのタイミングで役に立ちます。日本の民泊では法整備が過渡期となっており、一般的な損害保険会社の提供する保険商品では補償がカバーしきれない事態も起こっています。その点、airbnb（エアービーアンドビー）で提供するこの「プログラム」はまさに民泊のために作られたもので、より適切で具体的な補償内容として民泊に関わる人の安心を支えます。airbnbの保険プログラムにはホスト保証とホスト補償保険の二つの種類があります。

ホスト保証

ホスト保証はホストの持っている住宅や設備などが破損した際に利用できるものです。保険ではありませんが、ゲストが利用する物件を最高¥ 100,000,000まで補償します。Airbnbの予約によって保険料なしで毎回適用されるので、安心してゲストに物件を提供することができそうです。

ホスト補償保険

ホスト補償保険は保険として、怪我や物損などを負った利用者などの賠償請求に備えるものです。ホストが賠償請求をされた場合に、第三者の被害を補償します。

Airbnb保険の適用範囲について

Airbnb保険にはそれぞれに適用範囲があるため、その特徴を抑えておくことが必要です。補償されない内容に関しては、オーナー自身やほかの保険でカバーするしかありません。

それぞれの適用範囲は？

ホスト保証では、不動産と民泊で使われる家具などの動産が適用されます。貴金属、芸術品、収集品などはホスト保証の補償範囲が限られますので、民泊で使うエリアには置かないようにすることも必要です。
また、ホスト補償保険では第三者に対人、対物事故の損害賠償を求められた時に下りる保険として、利用者からホストへの賠償請求を始め、隣人などからのホストへの請求などもカバーされます。

カバーできない部分もあるのか

保証や保険ではカバーできないものもあります。ホスト保証では現金や有価証券は適用外です。また、ペットや対人賠償にも利用できません。
ホスト補償保険では、損害の原因が脅迫や暴行などによるもの、また、感染症や伝染病、テロ活動などの場合には適用されません。

Airbnb保険ではない民泊保険へ加入すべき理由

Airbnb保険はごく一部のみの適用範囲となっており、それだけでは万全とは言えません。そのため、保証内容の範囲を外れたものに関しては、自身で対応できるようにほかの民泊保険を備えておくことが必要となります。

ホスト保証は保険ではない

もっとも注意が必要なのは、ホスト保証の扱いです。ホスト保証はあくまでも保険ではないため、住宅の火災保険のような考えでいると危険です。ホスト保証の適用とならないものには高額な動産も含まれているため、これ以外で保険をかけておくことが必要となります。

民泊保険ならカバーできない部分へも対応

Airbnb保険だけでなく民泊保険に加入しておくことで、隙なくリスクをカバーしておくことができます。Airbnb保険の範囲外の部分を補償してくれる保険商品を組み合わせて、あらゆる自体に備えるようにしましょう。

Airbnbは、民泊のための様々なサービスを提供しています。Airbnb保険もそうしたサービスの一環ですが、それで全ての補償をカバーできるわけではありません。保証内容と自分の取り扱う民泊物件で提供する資産の内容を比較して、カバーできていない部分は他の民泊保険に自分で加入しておくことが必要です。

「コラム」の記事一覧民泊保険ナビトップページ